UbuntuへMetabaseをインストールする手順

はじめに

MetabaseはオープンソースのBIツールであり、データの可視化や分析を簡単に行うことができます。

このブログでは、Ubuntu 22.04 LTSにMetabaseをインストールする手順を解説します。

前提条件

• Ubuntu 22.04 LTSがインストールされていること
• sudo権限を持つユーザーであること

インストール手順

Javaのインストール

MetabaseはJavaで動作するため、Javaをインストールします。

sudo apt-get install -y default-jdk

Metabaseのインストールディレクトリの作成

Metabaseをインストールするディレクトリを作成します。

sudo install -d /opt/metabase
cd /opt/metabase

Metabaseのダウンロード

Metabaseの最新バージョンをダウンロードします。バージョン番号は適宜変更してください。

sudo wget https://downloads.metabase.com/v0.45.3/metabase.jar

ユーザーとグループの作成

Metabase専用のユーザーとグループを作成し、ディレクトリの所有者を変更します。

sudo useradd metabase -d /opt/metabase
sudo chown -R metabase:metabase /opt/metabase

systemdサービスファイルの作成

Metabaseをsystemdサービスとして登録し、自動起動するように設定します。

sudo vi /etc/systemd/system/metabase.service

以下の内容をmetabase.serviceファイルに記述します。

[Unit]
Description=Metabase service
Documentation=https://www.metabase.com/docs/latest

[Service]
WorkingDirectory=/opt/metabase
ExecStart=/usr/bin/java -Xms128m -Xmx256m -jar metabase.jar
User=metabase
Type=simple
Restart=on-failure
RestartSec=10

[Install]
WantedBy=multi-user.target

サービスの有効化と起動

systemdサービスを有効化し、起動します。

sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl enable metabase
sudo systemctl start metabase

Metabaseへのアクセス

Webブラウザからhttp://localhost:3000にアクセスし、Metabaseの初期設定を行います。

ファイアウォール設定（必要な場合）

ファイアウォールが有効になっている場合は、3000番ポートを許可します。

sudo ufw status
sudo ufw allow 3000
sudo ufw reload

CSVドライバのインストール（必要な場合）

CSVファイルを読み込む場合は、CSVドライバをインストールします。

cd /opt/metabase/plugins
# csv.metabase-driver.jarをpluginsディレクトリにコピー

注意事項

• セキュリティのため、Metabaseへのアクセスは必要に応じて制限してください。
• Metabaseのバージョンアップ時は、事前にバックアップを取得することを推奨します。

まとめ

このブログでは、Ubuntu 22.04 LTSにMetabaseをインストールする手順を解説しました。

Metabaseを活用して、データ分析を効率化しましょう。