【衝撃のフック】
「便利だけど、誰も中身がわからない」――そんなツールは、数年後には必ず「組織の毒」になります。
今回のプロジェクトで、私は一つの大きな決断を下しました。
それは、Excel自動化の代名詞である「VBA(マクロ)」を一切使わないこと。効率だけを求めるならVBAは最短距離です。
しかし、あえて「関数」にこだわったその裏には、現場の10年後の未来を守るための「戦略的意図」がありました。
【現場のリアル】
日本の製造業の現場には、かつての「Excel名人」が残した、今や誰も修正できない「ブラックボックス化したマクロ」が溢れています。
今回のお客様も、将来的なブラウザ版Excel(Microsoft 365)への完全移行を視野に入れていました。
しかし、従来のVBAはブラウザ上では動作しません。
また、万が一システムに不具合が起きた際、高額な保守費用を払って外部エンジニアを呼ばなければ一歩も動けないような仕組みは、現場に「依存」という新たな鎖を繋ぐことになります。
【プロの洞察】
私のコンサルティング方針は、「現場が自走できる余白を残すこと」です。
そこで採用したのが、「Excel関数によるデータ整形 + RPAによる定型操作」というハイブリッド構成でした。
複雑な判断ロジック(もし新規なら色を塗る、等)は、すべて目に見える「関数」で処理します。
関数であれば、少し勉強すれば現場の担当者でも内容が理解でき、万が一のルール変更時にも自力で修正が可能です。
RPAはその結果を「運ぶ」だけのシンプルな役割に徹させました。この「ロジックの透明化」こそが、長期的な運用コストを最小化する鍵なのです。
【突破と成果】
VBAを封印したことで、システムは驚くほどクリーンになりました。
当初、アジャイル開発で頻発した「ルールの変更」にも、関数の数式を一行書き換えるだけで即座に対応できました。
納品後、経理担当者が「これなら、もしルールが変わっても自分たちで直せそうです」と言ってくださったとき、私の「技術の意図」は正しく伝わったと確信しました。
「動くものを作る」のはプロとして当然。「使い続けられるものを作る」のが、私の付加価値です。
【結び】
最新技術を追うことだけが正解ではありません。
5年後、10年後の現場が「自分たちの道具」として愛着を持って使い続けられるか。
技術の「引き算」ができるパートナーが必要なら、ぜひ私にご相談ください。
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コーポレートサイトhttps://www.rin-tech.netを開設しました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。



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