【DXコンサル奮闘記】全国シェア80%の老舗製造業編🚗💨DXが進まないのは「誰のせい」か?社長の叱責から始まった滋賀の逆転劇

「動かない現場」を動かす劇薬。滋賀の製造業で示したDXコンサルの真価 コンサル業務
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【衝撃のフック:突きつけられた現実】

「実際には、何も動いていないじゃないか」

滋賀県にある、歴史ある製造業の会議室。3月の定期訪問で社長から投げかけられたのは、冷徹な事実でした。

これまでAppSheetへの移行準備、業務分析、RPAの導入と、多くの「種」を蒔いてきたつもりでした。しかし、現場の土壌で芽吹いているものは、客観的に見て少なかったのです。

多くのコンサルタントはここで「現場が忙しいから」「体制が整っていないから」と言い訳を並べるでしょう。しかし、私はあえて「経営判断」を仰ぐための直言を選びました。

「社長、今の契約と金額のままでは、私はこれ以上踏み込めません。現場を本気で動かすなら、役割と責任、そして覚悟を再定義しましょう」

これは決裂ではなく、プロジェクトを成功させるための「真の信頼関係」への脱皮でした。

【現場のリアル:停滞を突破した3つの処方箋】

1. 棚番・ロケーション: 「いつか」という悪魔を殺す期限の力

【Before】 棚番の組み方、実際の図面を使用した最適な配置案。これらはすでに私からレクチャーを終え、資料も揃っていました。
しかし、現場の空気は「分かってはいるけど、今は手が回らない」というもの。配置図はいつしか、机の片隅で埃を被り始めていました。

【After:コンサルの洞察】 私は1年間の業務サイクルを徹底的にヒアリングしました。そこで見えたのが「4月から5月が最大の閑散期である」という事実です。
「この時期を逃せば、新工場への移動も新ロケーション管理も、再び1年先送りにすることになります。今の非効率なピッキングで、また1年、社員の時間をドブに捨てますか?」 この言葉が、工場長や課長、そして社長のスイッチを押し、4月からの即時実行が確定しました。

2. RPA(マクロマン): 放置されたシナリオへの点火

【Before】 私はすでに、経理業務を自動化する7つのRPAシナリオを作成し、提出していました。しかし、現場は「日々のルーチン」に忙殺され、検証すら行っていませんでした。
「後でやります」という言葉が、いつの間にか「やらない」と同義になっていたのです。

【After:現場での劇的な変化】 今回の訪問では、会議を延長し、担当者の方にその場で動く様子を確認してもらいました。
「1時間かかっていたExcel転記、ボタン一つで3分で終わります」 実際に画面上でカーソルが高速移動し、ミスなく資料が完成していく様を見た瞬間、担当者の表情に「驚き」と「確信」が混じりました。
「忙しいからできない」のではなく、「これをやれば明日から忙しくなくなる」という実感が、放置されていたシナリオに命を吹き込んだのです。

3. 構成部品マスター: ファシリテーションが導く「自己解決」

【Before】 弥生販売のマスターが複雑怪奇になり、「正しい原価」や「必要な部品数」が即座に出せない。
これはシステムの不備ではなく、長年の運用ルールが積み重なった「迷宮」でした。社員の誰もが、どこから手をつければいいか分からず、立ち尽くしていました。

【After:プロの介在価値】 私はあえて「答え」を教えませんでした。
コンサルの価値は知識の提示ではなく、「問題を細分化し、整理するファシリテーション」にあります。
一つひとつのマスタ項目を分解し、「なぜこの設定なのか?」「何が不都合なのか?」を深掘りしていく。その過程で、散らばっていた情報の点と点が繋がりました。
社長が叫びました。「あ、問題の解決方法が見つかった!」 私からアドバイスすることなく、経営者自らが正解に辿り着く。コンサルタントが提供できる最高品質の支援です。

【結び:DXの正体は、社員の「目つき」が変わること】

今回の滋賀での訪問は、私にとっても大きな学びがありました。 DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、ITツールを導入することではありません。

  • 「いつやるか」を決め(棚番)
  • 「成功体験」を肌で感じ(RPA)
  • 「問題の本質」を自ら見抜く(マスター刷新)

このプロセスを通じて、社員一人ひとりが「自分たちの手で会社を変えられる」という自信を取り戻すことこそが、真のトランスフォーメーションです。

次回からは、いよいよkintoneからの脱却、そしてAppSheetでの自社専用システムの構築へと進みます。
「絵に描いた餅」だったDXが、今、現場の熱量とともに力強く動き出しました。

「うちの現場も、停滞を打破してほしい」 そう願う経営者様、ぜひ一度お話しさせてください。
私は、貴社が「自走」し始めるその日まで、泥臭く伴走し続けます。

コーポレートサイトhttps://www.rin-tech.netを開設しました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

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