2024年秋、定形郵便物の料金が31%アップ!
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定形郵便物の大幅値上げの真実 コンサル業務
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第五章 郵便代の値上げだけではありません!

郵便代の値上げだけでなく人件費の上昇も企業のコスト増に影響を与えています。

請求書の郵送業に従事するスタッフの人件費は、人材不足による市場全体の給与水準の上昇により、増加する傾向にあります。

また、電気代や原材料費のアップに伴う、封筒代、印刷コスト代も上昇しています。

このような人件費、原材料費、電気代の上昇は、経済全体に影響を及ぼしており、すべての企業にとって避けられない問題となっています。

ある一般的な会社での調査によると、請求書の印刷による年間コストは 約730,800円です。

ただし、この金額は最低限の条件で算出されたものであり、実際のコストはさらに高くなる可能性があります。

例①
【条件】
月130件
1件毎の請求書の枚数が4枚

請求書(控え) → モノクロ印刷
請求書(正)   → フルカラー印刷
A4用紙を使用

印字代 フルカラー 1枚10円
モノクロ  1枚1円

A4用紙代 1枚1円

【計算式】
 請求書(控え)  → 130件 × 4枚 × (1円 + 1円) × 12ヵ月 = 12,480円
 請求書(正)  → 130件 × 4枚 × (10円 + 1円) × 12ヵ月 = 68,640円

例②
【条件】
月130件
1件毎の請求書の枚数が10枚

請求書(控え) → モノクロ印刷
請求書(正) → フルカラー印刷
A4用紙を使用

印字代 フルカラー 1枚10円
モノクロ  1枚1円

A4用紙代 1枚1円

【計算式】
 請求書(控え)  → 130件 × 10枚 × (1円 + 1円) × 12ヵ月 = 31,200円
 請求書(正)  → 130件 × 10枚 × (10円 + 1円) × 12ヵ月 = 171,600円

この他に、印刷開始から封入れまでの時間が掛かります。

〈請求書の印刷開始から封入れまでの時間〉

【条件】
月給 220,000円の事務員さん
1ヵ月20日稼動
請求業務に4日間

【計算式】
220,000 ÷ 20日 × 4日間 × 12ヵ月 = 528,000円

請求書が4枚の場合  → 12,480円 + 68,640円 + 528,000円 = 609,120円
請求書が10枚の場合  → 31,200円 + 171,600円 + 528,000円 = 730,800円

先程の郵便代の増額分を足すと

請求書が4枚の場合  → 40,560円 + 609,120円 = 649,680円
請求書が10枚の場合  → 24,960円 + 730,800円 = 755,760円

この計算には含まれていませんが、実際には電気代などの間接的な費用も発生しています

郵便料金の値上げは確かにインパクトがありますが、実際には印刷から発送に至るプロセスには多くの時間と経費がかかっています

従って今回郵便料金の値上げを機に、コスト削減と効率化を進めるべきです。

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