💡はじめに:現場の「トホホ」を「おっ、いいね!」に変える道のり
皆さん、こんにちは!DX推進の現場で日々奮闘している筆者です。
今回は、とある企業のシステム刷新プロジェクトの打ち合わせ模様をお届けします。特に「Exment」というノーコードツールを使ったデータ一元化への取り組みと、対照的に停滞している「基幹システム」という二つのテーマが、まるでコントラストのように浮かび上がりました。
そして、キーパーソンは、元ITマンの血が騒ぐ専務です!🔥
第1幕:Exmentで「バラバラExcel」を卒業だ!🎓
今回の打ち合わせの主役は、ノーコードツール「Exment」を使った社員マスターと扶養マスターの構築。
現場の「エクセルがファイルサーバーのあっちこっちに散らばっている問題」を解決するため、社員さんの個人情報を一箇所に集める作業は、まるでバラバラになったパズルのピースを嵌めるような地道な作業でした。
追加した項目(専務のガチ要望) |
入社日、社会保険加入日、健康保険番号、基礎年金番号、雇用保険番号、生年月日、退職区分、退職日… |
これらのマスターデータを納品し、いざ専務にレクチャー!
画面を見ながら操作を教えると、さすが元IT畑。こちらの説明の意図を瞬時に理解してくださり、飛び出したのが…
専務:「おう、いいね!👍」
この一言で、私の心の中にはベートーヴェンの「歓喜の歌」が流れました(マジで)。
さらに専務は、私がサンプルで作った「受注入力」画面を即座にアレンジ!「自分仕様にカスタムする楽しさ」に目覚めたようです。
これで、点在していた社員関係のエクセルは一元管理の礎となりそうです。
残りの「隠れエクセル」を探索する旅が、今、始まろうとしています(笑)。
第2幕:ワークフローは却下!「通知機能」でスマート業務へ✉️
「Exment」には立派なワークフロー機能がありますが、今回の業務フローには合わないと判断し、使用しない方向で一致。
代わりに浮上したのが「通知機能」でした。
専務に「こんなことができますよ」と通知テンプレートの説明をしたところ、再び飛び出したのが…
専務:「おっ、これいいね!✨」
イベント発生時に自動でメールやメッセージが飛ぶ仕組みは、業務の抜け漏れ防止に大いに役立ちます。
ここで専務から「Teamsを使って進捗連絡したい」とのリクエストが!
早速、Teamsの設定を確認しましたが…無情な「項目がない」。
トホホ…TeamsのWebhookは有料プランでないとダメなようでした…😭
しかし、これで諦めません!
次回の打ち合わせでは、無料でも機能が充実している「Slack」ライクなチャットツール、Mattermostを提案する予定です。
画面も操作感も似ているので、スムーズに移行できるはず!
第3幕:夢の協業へ!「印刷業向けパッケージ」構想が勃発🚀
話がシステム構築から「印刷業界のシステム事情」に飛び火したとき、専務から驚きの言葉が!
「林さんとお話しした際に印刷業向けの補完システムをノーコードツールでできないかなって思ってさ」
「林さんとなら一緒に作っていけそうだな!」
これは、筆者が今年の3月に出会ったときに密かに温めていた「印刷業向けパッケージ開発」の構想と完全に一致!😢(マジで泣きそうになりました)。
「現在のシステムを固めて運用まで漕ぎ付けたら、その後パッケージ化しましょう!」という提案にも快諾いただきました。
未来のビジネス展開に向けた、最高の船出となりそうです!🎉
第4幕:停滞する難題「基幹システム」をどう動かすか?🤔
希望に満ちた話の裏で、一つ大きな問題が。
現在稼働予定でズルズル延期されている基幹システムです。
停滞の最大の理由は、専務のこの一言。
専務:「現場からの問い合わせに答えられないんだ。マニュアルがない(乏しい)から…」
以前、業者さんとの間で約束していた「簡易マニュアル」も納品されておらず、システムはただそこに存在している状態。進展がないのが一番の問題です。
この難題をどうクリアするか?
- (案1) 簡易マニュアルを自力で作成する。
- (案2) 専務以外の社員さんにも参加してもらい、実践で触って覚えてもらう。
この問題の解決が、今後のプロジェクト全体の鍵を握っています。
秋の夜長、美しい月を見ながら、この難題をじっくり、じっくりと考えることにします。
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